今回は、賃貸不動産の専門用語「振分」について説明します。
振分とは
振分の読み方は、「ふりわけ」っていいます。
不動産の間取りに関する専門用語です。
賃貸のホームページ、チラシ、間取りをみていると、見たことあるかも?って人はいると思います。
振分をわかりやすく説明と、
- 2k以上の部屋で
- キッチンやDKからみて
- 各部屋の「出入口」が独立している
って言っても、言葉だけだと、なかなかイメージしづらいですよね。
振分の物件イメージ
上の間取り図を矢印に着目してみてください。
どうでしょうか?なんとなく伝わりますか。
「独立した出入口がある」ってことがポイントです。
キッチンからみて、それぞれの部屋にいくことができます。
振分じゃない物件イメージ
上の普段の生活の動線を想像してみてください。
キッチンからみて、奥の部屋(6帖)にいくには、手前の部屋(4.5帖)を通らなくてはなりません。
プライバシーに関わるところで、特にルームシェアには向いていない間取りでしょう。
キッチンや洗面所は共用でOKだったとしても、勝手に部屋に通ったりされるのは抵抗あるはずです。
振分物件を選ぶメリット
- それぞれの部屋に気兼ねなく移動できる(他の部屋を通過しなくていい)
- プライバシーを確保できる
ちなみに、高槻市の振分物件の数は?
不動産屋だけが使える物件検索サイト「レインズ(運営:国土交通省)の関西バージョン=近畿レインズ」を使って、振分物件を調べてみました。
※2021年3月4日現在
高槻市内の賃貸マンション物件(2K以上)を探してみると、
物件数:454件
に対して、「振分」検索の条件を追加してみると、
物件数...たったの10件
パーセントになおすと、振分物件の数は、2.2%。
振分物件は、全体からみると、めっちゃ希少ですね。
プライバシーを大切にできる振分物件は人気です。
不動産用語「振分」:まとめ
振分について話してみました。
誰かと一緒に住むときは、振分物件を選ぶといいかもです。
これからの物件探しに、ぜひ参考にしてみてください